糸が織り成す可能性は無限
幅広い分野に挑戦し続ける
ブラックフォーマルなど
礼を重んじる日本人の習慣。失礼のない最上の姿で故人を見送る姿。それを表現するための「漆黒の黒」。その究極の黒さを追求しながらも、華美にならない個性や艶やかさを表現。私たちはそんな生地を、高度な技術で作っています。日本における市場占有率は60%。高いシェア率を誇っています。
ナースウェア、ワーキングユニフォームなど
松文産業のナースウェアは、「透けにくい白」「帯電防止技術」「耐洗濯性」に加え、しなやかさ、動きやすさを兼備。過酷な作業現場で作業者を守るワーキングユニフォームは、基本性能の丈夫さ、制電性、汚れにくさが求められます。加えて、企業の顔「制服」でもあり、高い発色性、同色性が必要です。
2WAYストレッチ繊維など
女性のおしゃれを高度な表現力で進歩させます。豊かな表情、鮮やかな発色性に、快適な着心地を実現する様々な機能性。薄いのにあたたかい。厚いのに涼しい。ピタッとしているのに良く伸びて動きやすい。「おしゃれは我慢じゃない!」そんな夢の生地を、長年培ってきたノウハウを基に提案し続けます。
CNTEC®(シーエヌテック)、
太陽光発電テキスタイルなど
電気を通す物質で加工された糸およびその糸で織られた布がCNTEC®です。電気を流すと発熱するため、太陽光パネルや屋根・道路の融雪用途に製品化されています。太陽光発電テキスタイルは「太陽光発電糸」を織り込んだ発電できる布です。軽くて曲げられるという織物の特長を活かし、様々な用途への応用が期待されています。
広い視野が求められる現場の司令塔
現場の進捗管理が主な仕事です。
お客様との契約の数量や納期から、まずどの織機にどの品番の生機を仕掛けるのかを決め、各品番の糸種ごとの期日を明らかにし、現場へ連絡。現場はその生産計画に沿って生産していきます。
その進捗を管理しつつ、時にはお客様の希望と現場の都合を考え調整することも必要になるため、広い視野を持つことが求められます。
『未来を創造』する責任とやりがい
織物の開発、お客様との発注のやり取りが主な仕事です。
お客様の要望に沿うように織物組織を考え織物の設計書を作ることもあれば、自社開発したものを提案することもあります。
そのため、開発ができなければ営業も務まりません。
常に新しいものを作りながら未来の構想を練っていくのは責任重大ですが、情熱を持って人と接することができる仕事です。
高い技術力で織物の可能性に挑む
織物の特長である「薄さ」「軽さ」「しなやかさ」を高性能繊維に応用し、産業資材分野への活用に向けて研究・開発そして生産に結びつけています。
糸に特殊な加工をしたり、太陽光発電素子をつなげて糸状にしたものを織り込んだりと、松文産業が培ってきた技術を活かしながら日々新しいものづくりに挑戦しています。
織物の原点・糸に様々な表情をつける
栗東工場では、糸の加工を行っています。合繊メーカーさんから出る原糸は、膨らみ・触感(風合い)などが硬く用途が限定されてしまうため、高次加工として仮撚、混繊加工を行います。
それにより糸の性能・外観・機能を付与しています。
出来上がった加工糸は、主として織物工場・編物工場に流れ製織・製編工程を経て製品化されます。
お客様とのやり取りから新たに加工条件を見出し量産化していくという、難しいですがやりがいのある仕事です。
顧客に応える幅広い発想や適応力
製品の条件に合わせて糸に撚り(ねじり)を掛けて強度を持たせたり、独特の物性や風合いを付与したりする工程です。
織物を製織するための最初の工程で、お客様から入荷された様々な形状の原糸を最もふさわしい給糸パーンに巻き返すリワインダーを経て、撚糸機で糸づくりをし、後工程に供給されます。
生産管理や後工程と連携を密にし、お客様から要求される品質や納期に対応すべく、幅広い発想や適応力が求められる仕事です。
品質を支える日々のメンテナンス
実際に糸から織物に加工するのが主な仕事です。
撚糸で加工された糸はサイジングで縦糸として準備され、緯糸を通して織り上げることで生機(きばた)という織物になります。常時稼働している織機で品質の良い製品を織り上げられるよう、日々織機の調整や修理、点検等を行っています。生産や品質向上のために、機械や糸の特性に関する様々な知識や経験が求められます。